週末はオリヤックで
日曜日は恒例の週末旅。
今回はフランス中南部の都市オリヤック(Aurillac)を旅します。
パリからは列車なら7時間ほど、車なら6時間弱。夜行列車に乗って朝到着という手もあるようです。
では出発!

下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年3月19日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック
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フランス中部の山岳地帯。冬は白い雪に覆われます。
その麓にあるのが、ガロ・ロマン時代に生まれた歴史ある町オリヤックです。
町を流れるのはジョルダンヌ川。通りには中世からルネッサンス時代までの建物が並んでいます。
かと思えば、新しいコンクリートの建物の壁にはストリートアート。住民の数より多いとか。定期的にアーティストを呼んで制作してもらっているそうです。
おや、雨ですか・・・。赤い大きな傘。オリヤックは傘の生産地で知られているそうです。工場を見学させてもらいましょう(青印)。
1894年創業のこの工場では、十万種類の傘を生み出してきました。こちらの傘は山で働く羊飼い用だそうです。素材は綿、サイズは大きめ。一つ一つ手作りで、お値段は平均で100ユーロほど。
その他、デザイン性の高い傘が並んでいます。一枚の布は三角ですが、こんな鏡で見ると出来上がりの様子がわかります。
一方、こちらはチーズの熟成室。遥か彼方までチーズが並んでいます。ここは元列車のトンネルだった場所。うまい具合に再利用されています。
熟成させると言えば、こんなものもあります(赤印)。ものすごい数の生ハム。その数40,000本。こうすることで香り豊かなハムになるそうです。見学の最後は試食もできます。美味しそう!
食欲が出たところで、オリヤックのスペシャリテを頂きましょう(緑印)。
それがこちらのブリオール(bourriol)。どんな食べ物なのか、作り方を見れば一目瞭然。
ブリオールとはこの生地のこと。クレープみたいですが、クレープより厚みがあって至るところに小さな穴が空いています。生地がやけたら、カンタルチーズ、生クリーム、鴨肉のスライスをロール巻きにして出来上がり。
「カロリーは高めですが、とっても美味しいですよ(笑)」
お値段は一つ3.50ユーロ。
そろそろ今晩の宿へと向かいましょう(焦げ茶印)。扉をノックして中に入ると、古めかしいインテリア。そもそもここは中世の建物だったとか。夫婦でそれらしい調度品も集めて中世時代を再現しているそうです。石の階段を上がると客室が4つあります。一泊150〜200ユーロとちょっとお高め。
次は、防寒の服装に着替えて雪山に向かいます。昼間はスキーを楽しんで、夜はスノーラケットに履き替えてガイドさんと一緒に雪山を散策しましょう。途中、山小屋で食料補給。エネルギーをチャージしたところで、こんなソリで楽しみましょう。カメラマンは楽じゃないけど、これは楽しそう!料金は55ユーロ。
最後は雪合戦で締め。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、とあるご婦人に「ばか!」、「テロリスト!」と罵られた。地下鉄の入り口で濡れた傘のしずくを落とすためにバタバタさせただけなのに・・・」
VDM(Vie de Merde)より
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