週末はサレールで
日曜日は恒例の週末旅。
今回はフランス中央山岳地帯カンタル県にあるサレール(Salers)を旅します。
パリからは飛行機と列車を乗り継いで3時間強。車なら5時間半。サレールはフランスで最も美しい村の一つ。
では出発!

下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年11月6日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
中世もこんなだったんだろうなと思わせるサレール村。フランスで最も美しい村の称号にふさわしい姿です。塔のある家々の並ぶ村を城壁がぐるりと囲んでいます。
さらに、サレールと言えば牛。美味しいチーズとお肉を提供してくれる牛たちはご当地キャラにもなっています。
サレールの人口は、冬は328人、その他の季節は30万人にもなると言います。
まずはガイドさんと一緒に丘の上に上がってみましょう。ここからは村の全景を眺めることができます。
「建物の屋根にはシストと呼ばれる平らな石が使われています。光って見えるのはニッケルが含まれているからです」
この石は叩くといい音がするそうで、フォノリットとも呼ばれているそうです。
村の中にやってきました。古い建物に囲まれた広場。
まずはサレール博物館に入ってみましょう(青印)。ここは マルタ騎士団分団長の屋敷だった建物。様々な展示室のその先にあったのは薬局。1890年に設置され1946年まで営業していたそうです。なんと蛇を漬けた蒸留酒がありました。リュウマチに効くとか。
次はサレール種の牛を飼育している牧場に行ってみましょう。茶色の毛に立派な角があります。ブラシを掛ける作業もかかせません。
記念写真を撮ったら、この牛から採れた乳で作られるチーズを見に行ってみましょう(赤印)。ここは熟成室。大きなチーズですね。一つの重さは40キロ、高さは40センチ。こうして手でなでてはひっくり返します。熟成期間は3〜9ヶ月。身体を鍛えないとひっくり返すのは無理そうです。
そろそろお腹が空いてきました。サレール牛の霜降り肉で有名なこのお店にやってきました(オレンジ印)。こうして数分焼けば美味しくいただけます。出てきたのは300グラムのステーキ。これで20ユーロ。
お腹が一杯になったところで今晩の宿へと向かいましょう(緑印)。ここは17世紀の邸宅。客室は8室で料金は90〜130ユーロ。広々とした客室からは庭が見渡せます。
一息ついたところで、水筒、水着、バスタオル、懐中電灯を持って出かけます。それ相応の服装に着替えるのも忘れないようにしましょう。
サレールから20キロほど車を走らせ山の中にやってきました。ガイドの方と一緒にハイキングに出かけましょう。水着をもってハイキング???それもそのはず、やってきたのはこの滝。何をするかと言えば、滝壺に浸かります。水温は8℃!風邪ひきそうな・・・。
このあとは山を登って石作の小屋で温まりましょう。ここはハイカーがよく利用する元羊飼いの小屋だ。焚き火を起こして、焼きマシュマロをいただきます。美味しそう。
今回はカンタル県の自然を満喫する旅になりました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、フーガという名のニワトリを探して村中を歩き回ったが無駄だった。家に戻って鶏小屋をのぞくと、フーガが中でじっと待っていた
」
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.seesaa.jp/images_e/162.gif)
VDM(Vie de Merde)より
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