凱旋門が包まれた!
アンヴァリッドで行われたベルモンドのお別れの式典を見ているうちに、アラン・ドロンが亡くなった時はどうするんだろう?なんて考えてしまった。
アンヴァリッドでやるのかな?やらなきゃダメでしょ。
ベルモンドみたいに高学歴(コンセルヴァトワール出のエリート)ではないけど、フランスの俳優さんと言えば世界中で誰もがすぐに思いつくのはアラン・ドロン。フランス映画への貢献度は並々ならぬものがある。
ベルモンドがそういう扱いならアラン・ドロンだってそういう扱いにするべき。ちなみにアラン・ドロンはベルモンドの2つ年下。
それはさておき、パリの凱旋門がすっぽり布に包まれてしまいました。

下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2021年9月13日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
昨年なくなった芸術家のクリストさん。なんでも”包んでしまう”というのが作品でした。
そのクリストさんの生前の意思を受け継いで、ご覧の通り凱旋門が布に包まれました。
布というより滝みたいになってますねえ。皆さん、写真に収めるのに大忙しです。こんな姿の凱旋門はそうそう見られません。
「これは素晴らしいですね。大変気に入りました」と外国人観光客。
「どうしてこんなことするのかしら。凱旋門があそこにあるだけでパリは素晴らしい街だったのに・・・。こんな事する必要なんてなかったわ」と女性。
あれれ、評価はいまイチ。
「良いか悪いかわかりませんが、これは面白いと思いますよ。凱旋門はパリの象徴ですが、こうすることで街も生きてくるんじゃないでしょうか?」と別の女性。
こちらはわりに肯定的。賛否両論ってところですかね。
作業に当たった人の数は数百人に登ります。
「大工事になりましたよ。なにしろ凱旋門は大きいですから」と作業員。
作業中も見学することはできたようです。
「完成した作品も素晴らしいと思いますが、私はその制作過程に興味がありますよ」と高齢の女性。
これだけの大工事ですからかかる費用もかなりの額。クリストの作品を売却することで賄われたそうです。
「自分で費用を賄ったんですからパリ市民は何も言えないですよ」とパリジェンヌ。
完成した作品は→こちら。
流石ですね。絵画というか彫刻というか、作品になっています。10月3日までこの姿だそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、オンラインショップで、プレゼント用の包装でメッセージも付けて品物を注文した。自分用なのに・・・」
VDM(Vie de Merde)より
この記事へのコメント
残念です
クリストさんは環境アーティストたっだようですが、使い終わった布は環境負荷になっていなければいいのですが・・・。
全くダメとはなんだったんでしょう???
とにかく元気をだしてくださいね。
一口に包むといってもこれだけのものなので大変です。高所を自由に動き回って作業してくれる人なしには完成できなかったですね。クリストはパリにあるモニュメントを順番に包んでいたようなので、ひょっとしたら前回のをリサイクルさせていたかもしれません。そうだといいですね。