新装オープン
コロナ禍になってお店に行って洋服を買った記憶がない。買ったのは昨年2月の頭、渋谷の東急東横店が閉店セールをやっていた時で、ぎりぎりコロナ前のことだった。
あそこはもう取り壊しが始まってるんだろうか?渋谷を通る時は何も見ないで逃げるように早足で歩くだけ。それゆえどうなってるのかはっきりしない。
さて、延々と休業を続けていたパリのデパート、サマリテーヌ(Samaritaine)が本日6月23日に新装オープンするそうです。

下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2021年6月21日に放送)
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サマリテーヌがしばらく休業するという話を聞いたのは、いつ頃だったか思い出せないくらい前のこと。
入り口が閉じられた店の前を一度歩いたような記憶がある。話によれば、なんと16年もの歳月をかけて修復作業が続けられていたようです。
パリの中心部、ポン・ヌフのたもとに位置するこのデパートは4つの建物からなっています。
1870年の創業時には、ちっぽけな小売店だったのが、その30年後にはパリで一番大きなデパートになりました。売り場面積は全体で10万平米。
創業者のエルネスト・コニャックは革新的な人だったようです。
1960年代には、あらゆる人達が買い物に訪れ、まるで聖地のような存在になりました。
注目すべきはその建物。全体がアールヌーヴォー!
しかし、しだいに赤字をかかえるようになり、建物の老朽化で2005年に休業。
取り壊しか、それとも修復かで紆余曲折。結局、7億5,000ユーロの巨額を投じて修復されることになりました。
生まれ変わったサマリテーヌがこちら。繁栄を誇った当時の姿がよみがえりました。こりゃちょっと残しておきたい建物ですね。
大株主が、あのヴィトンを傘下にもつLVMHらしいので、修復の費用がなんとかなったんじゃないだろうか?
新装オープンを前に、マクロン大統領も訪れたとか。
どうもホテルやオフィスなども入っていて、多目的な建物になっているようです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、デパートで元生徒にばったり出くわした。『元気かね?今、なにやってるの?専門分野は?』と私。すると彼が言った。『あの・・・先生・・・僕は今、最終学年です。今朝もあなたの授業を受けてきました』
」
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.seesaa.jp/images_e/162.gif)
VDM(Vie de Merde)より
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