30ユーロで晩ご飯128
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回は、二つ星レストランのシェフと、食品と環境問題の専門家がタッグを組んでチャレンジしてくれます。
ではスタート!

下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年2月20日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
リポーターさんとの待ち合わせはいつものように市場。早速30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。
まずやってきたのはチーズ店。前菜にチーズを使うようです。カップ一杯ほどで1.20ユーロ、残りは28.80ユーロ。
そして八百屋さんにやってきました。洋梨、カブ、しわしわのキャベツ、ビート、ネギ。どれも水の消費量が少ないものばかり。
ん?どういう意味だ?
つまり、栽培するのに必要な水の量のこと。ああ、そういうことか。
水のムダ使いはよくないけど、そこまでやるか?って気がする。
それはともかく、これが合計で18.80ユーロ。え〜、八百屋さんでこんなにかかっちゃって大丈夫か?
残り10ユーロを持ってシェフのミッシェルさんが次のお店に向かおうとすると、環境問題の専門家ファディさんが止めに入りました。
水を大量に消費するから止めたほうが良いと言う。で、結局、買うのを諦めました。
いやはや、どうも今回の節約晩ご飯は予算だけじゃなく水の消費量まで制限されてしまうようです。
次はお肉屋さんにやってきました。牛肉を買うようですが、牛の飼育だって環境への負荷が大きいのでは?
しかし、そんなこと言ってたら料理なんてできない!
そんなわけで、一人分130gに抑えることでお許いただきました。これが8.51ユーロで、残りは1.49ユーロ。
お買い物はこれで終了。予算内に収まりました。では調理の開始。
まずはメインの肉料理から。
付け合せ用の野菜の皮をむいて大きめのサイズに切りフライパンで炒めます。野菜は大きめに切ったほうが味や風味を感じやすくなるとか。
ここでまたファディさん登場。野菜の皮を無駄にしてはいけませんとのこと。ミッシェルさん、それを見越していたのか、お肉を煮るブイヨンに使っているそうです。
次は前菜。
チーズに味付けをしてよく混ぜたらお皿に盛り付け、グリーンのソースと、ネギとビートの炒めものを添えて出来上がり。
最後はデザート。
洋梨は皮を向いて半分に切りフライパンで炒めたらローズマリーで香りをつけます。最後に蜂蜜を垂らしてお皿に盛り付けます。そして食べる直前にチョコレートソースを添えます。
いろいろ制限がありながらも、安くて美味しそうな晩ご飯が出来上がりました。ミッシェルさん、ご苦労さまでした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、彼女の両親と初めて食事をした。職業はなんだ?と聞かれて、輸出入の商取引をしていると答えたら、まるでドラッグの密売人でも見るような目でみられた
」
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.seesaa.jp/images_e/162.gif)
VDM(Vie de Merde)より
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