週末はリモージュ周辺で
日曜日は恒例の週末旅。
今回はフランス中部の都市リモージュ近辺を旅します。パリからリモージュまでは列車で3時間半弱。車なら4時間ほどかかります。
では出発!

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年10月10日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
リモージュが近づくにつれ自然の緑がしだいに多くなってきます。
ここはリモージュ近郊の町サン=ジュニアン(青印)。町を流れるグラーヌ川。風光明媚なこの川沿いをハイキングしてみましょう。
こんなところを歩いているとコロナなんて忘れてしまいそう。考えてみたら、感染が多いのは都市部だけですもんね。
それはさておき、絵になる風景だなと思っていたら、ここにはバルビゾン派の画家コローが度々滞在していたそうです。その山小屋が復元されています。
このサン=ジュニアンから 10キロほど西にいったところにはローマ時代の遺跡が残っています(赤印)。
こちらは浴場があった場所。浴場だけで10,000㎡あったとか。
次は、リモージュから60キロほど南にある小さな村ユゼルシュにやってきました(緑印)。
スタンダールやプロスペル・メリメがこの村について書き残したことで有名です。
そんなわけで村の書店にやってきました。しかし目的は本ではなく・・・なんとここでは食事ができるそうです。8ユーロで地元産の食材をいかした軽い食事ができます。
せっかくですから食事だけでなくユゼルシュの村を散策してみましょう。
昔は城壁で囲まれていたようですが、今はほんの一部が残っているだけ。
それにしてもなんだか立派な建物が並んでいますねえ。
15世紀、王侯に仕える地方行政官がやってきたことがその理由。そしてどの建物にも塔がつけられているのがその特色。立派な家はその権威の象徴ってところでしょうか。
次は少し変わったところに行ってみましょう。こちらの小さな教会には、12世紀から15世紀までの墓石が集められているそうです。
「墓石は教会の形をしています。この墓石の下の方には斧の形が彫られているのがのがわかります。これは木こりの墓に使われていた墓石だと思われます」
ここから数キロのところには司教の屋敷だった建物があります。現在は美術館になっています。主に、地元の画家兼著述家だったセシル・サブルディ(Cécil Sabourdy)の作品を収蔵・展示しています。
その他にまだ名前の知られていないアーティストの作品も展示しているそうです。
この美術館からすぐのところに乗馬が楽しめる場所があります(紫印)。ここでは、アメリカの品種クォーターホースを乗馬用に飼育しています。
そしてここには宿泊施設もあります。それがこのバンガロー。1つのバンガローに最大6人まで宿泊できます。
「広い敷地の中にありますから、誰にも邪魔されずにのんびり過ごせますよ。それに自然と馬が好きな方だったら絶対に満足していただけると思います」とオーナー。
料金は4人で169ユーロ(シーズン中は250ユーロ)。
リモージュから30キロ圏内は自然に囲まれた隠れた名所がいろいろあるようです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、彼女と一緒に美術館にやってきた。疲れたので1人でソファーに座り目を閉じてじっとしていた。しばらくして目を開けたら、カップルが目の前でじっと僕を見つめていた。誰かの作品だとおもったらしい
」
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.seesaa.jp/images_e/162.gif)
VDM(Vie de Merde)より
この記事へのコメント