パリ・ブレスト・パリ
8月18日、ローヌ県を襲ったヒョウの嵐で、ボジョレー地区のブドウ畑が被害にあったそうです。
もうあと2週間で収穫と仕込みの作業が始まるところでした。
自然というのは情け容赦ないですね。本当に気の毒・・・。そして11月に解禁になるボジョレヌヴォーの生産量が気になります。
さて、その同じ8月18日、パリと、ブルターニュ地方の都市ブレストを往復する自転車レース “パリ・ブレスト・パリ” が開幕しました。
同じ自転車レースでもツール・ド・フランスとは違い、順位を争うというより旅を楽しむといった感じ。
ちょっと様子をのぞいてみましょう。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年8月19日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
8月18日から22日の間に往復で全長約1,219キロを走る自転車レース。
参加者はと言えば、ご覧の通り国際色豊か。世界66か国から6,600人の自転車乗りが参加しました。
デンマークから参加した方は、こんな自転車で走ります。
タイからの男性の自転車は重さ30キロ。
二人乗りがあるかと思えば三人乗りもあります。
通過する村の数は180以上。村人たちは沿道に出て応援です。
こちらのパン屋さん兼お菓子屋さんは、選手たちのために夜も休まず営業です。
早速エネルギーの補給に選手たちがやってきました。
「楽しみながら走るのが目的ですが、やっぱり厳しいですね。お菓子のように甘くはないですよ」と選手。
お菓子屋さんのショーケースに並んでいるのは、このレースから生まれたお菓子パリ=ブレスト。
車輪の形をしています。シュー生地の間にクレーム・ムスリヌ(カスタードクリームとバターを混ぜたクリーム)が挟んであります。美味しそう!
各休憩所ではボランティア6000人が選手のために食事を用意しています。
さらに、こちらのご夫婦は民宿を経営していますが、選手たちに無料で部屋を提供しています。
ただし、一つだけ条件があります。それは出身地の絵葉書を持ってくること。おかげで見事なコレクションになりました。
ブレストに到着すると記念写真をパチリ。
しかし、これで終わりではありません。今度は同じ道をパリに向かって走ります。
「まだ600キロも残ってるよ。ああ〜」
ファイト!
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、朝起きたらもりもりやる気が湧いてきた。はりきって自転車に乗りパン屋に向かったのだが、100メートルも走らないうちから息切れ状態。もう走れません
」
![[もうやだ~(悲しい顔)]](https://blog.seesaa.jp/images_e/143.gif)
VDM(Vie de Merde)より
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