30ユーロで晩ご飯60
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます、というのがいつものルールですが、今回は特別編。
折も折、復活祭にふさわしい晩ご飯を作っていただきましょう。
チャレンジしてくれるのは、フランス北部フランドル地方の若きシェフ。
ではスタート。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年4月20日に生放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらがシェフのアントナンさん。早速30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。
やってきたのは屋根付きの小さな市場。
まずは今が旬のアスパラガス。グリーンアスパラではなくホワイトアスパラにしました。筋の少ないホワイトアスパラの食感が今回の料理には合うそうです。一人2本ずつで全部で8本購入。これが5.50ユーロで、残りは24.50ユーロ。
次は果物。ガリゲット種のイチゴを1パック。香りがいいそうですが、残念ながらビデオではわからない(涙)。これが3.50ユーロで残りは21ユーロ。
さらにリンゴを2個を0.90ユーロで購入。残りは20.10ユーロ。
そしてメイン料理のためにお肉屋さんへやってきました。
復活祭といえば子羊のお肉。カレ・ダニョ(子羊の骨つきバラ肉)を購入。やっぱり高いですねえ、19ユーロもします。
手元に1.10ユーロが残りましたが、お買い物は終了です。
ではシェフのお店の厨房で調理開始!
まずはしっかりエプロンをかけましょう。
準備ができたところで、ホワイトアスパラの皮をむきます。立派なアスパラですねえ〜。
次にカレ・ダニョの骨と肉を切り離します。骨は鍋で炒めてお湯を加え煮詰めて出汁をとります。
この出汁に少量のブラックチョコを加えソースにします。ちょうどいい味に仕上がっているそうです。う〜む、どんなお味なのか気になります。
お肉の方はバターで表面を焼いたら170℃のオーブンに5分間入れます。皮をむいたアスパラガスはバターで炒めてお皿に盛り付けます。
オーブンから出した子羊の肉、中がピンク色で完璧な焼き上がり。スライスしてアスパラの上にのせます。
さらに、アスパラの薄切りをトッピング。生で少し苦味があるそうです。その他、イタリアンパセリ、タイム、刻んだシブレット等々も添えて、最後にソースをかけて出来上がり。
次はデザート。
ブール・ノワゼット(バターを溶かして焦がしたもの)、グラニュー糖、小麦粉に少量のカカオを混ぜたもので生地を作り、オーブンで焼きます。火が通って柔らかいうちに取り出し、四角いカゴになるように成形して冷まします。
このカゴ、復活祭で見つけた玉子を入れるために子供たちが手に持つカゴ(panier de Pâques)だそうです。
今回は玉子ではなく、イチゴとリンゴをカットしてバターと一緒に煮詰めたものを入れます。リンゴが小さな玉子のような形になってますね!
今回は前菜がなかったようですが、復活祭にふさわしい晩ご飯ができました。
カレ・ダニョを食べるとなると予算的にギリギリですもんね。前菜がなくてもメインとデザートが食べられれば十分です。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、隣のワン公が、うちの子より先に復活祭の玉子を見つけてしまった
」
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.seesaa.jp/images_e/162.gif)
VDM(Vie de Merde)より
この記事へのコメント
惚れ惚れするような立派なアスペルジュです!
しかも、お料理の添えものとして、皮を使ってましたか?
あれって食べようと思えば、食べられるんですねー
グリーンのものよりも、やっぱり柔らかいのかな。
あの薄いのは皮なのかアスパラガスをスライスしたものなのかよくわからないのですよ。見た感じ、スライスしたもののように見えますけどねえ〜。やっぱりホワイトの方が柔らかいようですよ。今回のはちょっと地味目ですが、メインもデザードも手が込んでました。