週末はカシで: 海のむこうはどんなところ？

2018年10月14日

週末はカシで

カヤック 地中海 週末旅 コート・ダジュール カシ香水 オ・ドゥ・カシ ワイン 石切り場 岩山

　日曜日は恒例の週末旅。今回はコード・ダジュールのカシ（Cassis）を旅します。

　パリからカシまでは高速列車で4時間20分弱（マルセイユで乗り換えあり）。

　季節がまだ夏だった頃の地中海の町を楽しみましょう。では出発！

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。（フランスのTV局TF1で2018年10月6日に放送）

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

　車を走らせるこの方が今回の旅人。

　「通常よりちょっと時間がかかりますが、マルセイユから電気自動車でカシまで行くことにしました」と旅人。

　パリからマルセイユまでは高速列車で3時間20分、そこから車でカシまで行くとなると、30〜40分かかります。乗り換えの時間を考えると車も列車もあまり変わらないですね。さらに車なら地中海の眺めを好きなだけ堪能することができます。

　さて、カランクと呼ばれる地中海地方独特の湾に作られた町カシ。ここは港です（青印）。今日はジャン＝クロードさんが案内してくれます。

　「ここはマルセイユと町を結ぶ重要な港でした。19世紀から20世紀にかけて輸送船や漁船など数多くの船が出入りしていたんです」

　当時漁船は60隻ほどもあったそうですが、今では数を減らし漁師6人が残るだけになってしまったそうです。

　町のメインストリートは港を囲むこの通り。飲食店が並び、お天気のいい日にはすぐにテラスが人でいっぱいになるそうです。

　この港から見えるのが断崖絶壁の岩山。その上にあるのがカシ城（赤印）。8世紀に作られた城塞ですが、現在は高級ホテルレストランになっていて見学はできません。残念。

　しかし、ジャン＝クロードさんがもっといいところを案内してくれました。ここは噴水のある広場（緑印）。

　この噴水はパリのヴィクトワール広場にある噴水をまねて作られたようですが、カシにやってきたパリジャンが “カシの噴水を見なければ、パリの噴水も見たことにはならない” と言ったとか。この噴水がそれほど見事だったということなのか・・・。

　多くの観光客で賑わうカシですが、こんな南仏の趣を残す路地はあまり知られていないそうです。

　ここにあるのが香水店L’eau de Cassis（水色印）。オ・ドゥ・カシという名の香水が販売されています。地中海地域で栽培されている植物の花の香りを調合して作られた香水です。