地方の焼き菓子4
フランスのTV局TF1のインタビュー番組に登場したマクロン仏大統領、国鉄の改革は何が何でもやり抜くと答えたそうです。
興味のある方は→こちら。
インタビューによると国鉄の民営化は全く考えていないようです。
それなら、どうやって改革するのか・・・。
それにしてもこのインタビューの場所には驚き。どこかの幼稚園か小学校の教室ですねえ。
それはさておき、シリーズの四回目です。」 フランス中部クルーズ県に伝わる焼き菓子ガトー・クルゾワ(gâteau creusois)を紹介します。
ガトー・クルゾワとはクルーズの焼き菓子という意味。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年4月5日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
熱いオーブンから出てきたのはヘーゼルナッツ。このお菓子の中心となる材料です。皮をむいたらミキサーにかけて粉にします。
クリスチャンさんは元菓子職人。現役を引退したとは言え、その技術はまだまだ衰えてはいません。
お客様をお迎えした時などは、こうしてガトー・クルゾワを作ってもてなすそうです。
材料はヘーゼルナッツの他に、砂糖、バター、玉子、小麦粉。
全部を混ぜて型に流し込みオーブンで焼きます。
「この焼き菓子を作ったのは私の父なんです」とクリスチャンさん。
家の壁には記念のプレートが飾ってあります。
「お菓子が生まれて40周年を記念して撮影された写真です」
以来、この小さな村クロックはこのお菓子の中心地として知られるようになりました。
さあ、お菓子が焼きあがりました。周りはパリパリで中はふんわり?クレームアングレーズと一緒に食べるようです。
このお菓子の起源をたどると15世紀にまで遡ります。というのも、僧院の修復工事の際に、羊皮紙に書かれたレシピが発見されたからです。
その写しがこれ。これをヒントに、1968年、今のガトー・クルゾワを作り上げたのがクリスチャンさんの父親だったというわけです。
「私はヘーゼルナッツが大好きなのでこのお菓子も大好きですよ」と男性。
15世紀当時はこんな感じで僧侶がお菓子を作っていました。型の代わりに使っていたのは瓦。
これを現代に甦らせたのがこちらのパティシエ。
「生地が厚めなので時間をかけて焼き上げます」とアランさん。
中はふんわりと言うよりモチモチっとした感じでしょうか?
お店には様々な形のガトー・クルゾワが並んでいます。
「おかげで大都市みたいになりましたよ。他には大したものはありませんけどね(笑)」と女性。
「来訪者があれば必ずここに連れてきますよ。本当に美味しいですし名物ですからね」と別の女性。
ガトー・クルゾワは今年で誕生50周年を迎えます。
続く・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、国鉄がストライキをしていた。おかげで面接に遅れた。国鉄の面接試験にね」
VDM(Vie de Merde)より
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