週末はタンジェで
日曜日は恒例の週末旅。
今回は、モロッコの北端にあるタンジェ(タンジール)を旅します。
パリからは空路で5時間足らず(一回乗り換え)。いざ出発!

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年10月28日に生放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばk、mらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
複雑な路地が続くタンジェの街。これで迷子にならなかったら奇跡ですねえ〜。
かつては著名人や富裕層が別荘を構えたというタンジェは、北アフリカの真珠とも呼ばれます。
少し小高い丘へ上がれば、その真珠を見下ろすことができます。
港地区は再開発で変わりましたが、旧市街地は昔のままです。まずは今晩の宿へと向かいます。
その途中には、ジェームス・ボンドの25作目(最新作)のロケが行われたPalace of Abdeslam Akkabouneがあります。
映像には登場しませんでしたが、中に入るとこんな感じのところです→こちら。別名L’Americainとも言うらしい。個人の邸宅だそうです。
それはともかくとして、大きな扉のこちらが今晩の宿L'Abyssin de Tanger(青印)。お部屋はこんな感じですが、こんなバルコニーがついています。
そしてその下には、お風呂ハンマームがあります。水温は25度。ちょっと冷たいですね。どっちかというと涼むためには入りそうな水風呂・・・。
5階まで上がると太陽の光に溢れた屋上がありました。
1950年代、15万人ほどだったタンジェの人口が今では100万人近くにまで増えました。
次は、タンジェでレストランを開いているフランス人のオリヴィエさんと一緒に市場を訪ねることにしました。
まずはGran Zoco(緑印)を通って、魚市場(赤印)へ向かいます。海に近いだけあって新鮮な魚介類がたくさん並んでいます。
中には大きな釣り針がついたままの魚もあります。痛そう。料理する時に取ってくれ!ってなもんでしょうかねえ〜。
「フランス料理に出てくるような高級魚を使って料理します。フランスなら1キロで30〜40ユーロくらいはするところですが、ここなら15ユーロほどで手に入ります」とオリヴィエさん。
食材が揃ったらご本人のお店La Salon Bleuへ。ここはその厨房。愉快な料理人たち。料理はあのタジン鍋ではなく、鉄板で焼きます。
お料理をいただくのは海の見えるテラスで。これ全部で11ユーロポッキリ。
次はショッピングへ出かけましょう。ぶらぶら歩いていると、サッカーのクラブチーム、パリ・サンジェルマンのバブーシュを見つけました。でもこれは実際に履くのではなく飾りのようです。
道草しないで目指すお店へと急ぎましょう。ここがそのお店。ミック・ジャガーやダライラマも来たというお店。残念ながら名前も場所も不明。あれこれ検索しても出てきませんでした。残念!
お店には、昔の武器や宝石などのお宝が並んでいます。旅人が選んだのは硝子戸の中のブレスレット。
どうやら重さで値段が決まるようです。40ユーロほどだったのを値切って35ユーロでゲット。
マグレブ地方の特産品と言えば、フータと言われるこの布。すぐ近くのアトリエを見学していきましょう。織っているのは男性でした。バスタオル大のもので2時間ほどかかるそうです。
次は音楽を楽しみましょう。カスバ博物館(黄緑印)の小部屋でミントティーをいただきながら地元の音楽を堪能することができます。アラブとスペインが融合したような音楽。エキゾティックな気分に浸れそうです。
そして、タンジェといえば何故かロック。ローリングストーンズ、ジミー・ヘンドリクス、パティ・スミスが度々足を運んだ場所でもあります。
そして最近では、この白い建物でカナダのロックグループ Your Favorite Enemies がアルバム作りに専念しています。ここに6ヶ月滞在するそうです。その後、機材は全てここに残され、地元のミュージシャンたちが利用することになります。
最後に地中海と大西洋が出会う海が見渡せる岬まで行ってみましょう(黄印)。
さて今回の旅の費用は、宿泊代が75ユーロ、レストランの食事代が11ユーロ、フータが8ユーロ、ブレスレットが35ユーロ、ライブハウスが4ユーロで、締めて133ユーロ(約18,000円)でした。(念のため、モロコの通貨はユーロではなくモロッコ・ディルハム)
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、僕はロックバンドでドラムを叩いている。そのせいか、ラジオを聴きながら車のハンドルを叩く癖がついてしまった。ある時、赤信号で止まっていると突然エアバッグが目の前に!シンバルの音に合わせて強く叩きすぎたみたい
」
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.seesaa.jp/images_e/162.gif)
VDM(Vie de Merde)より
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