夜中の2時から2時まで
自宅の最寄駅のホームで電車が来るのを待っていると、目の前で何かが動く気配・・・。
ホームの北側は土手になっていて、6月には紫陽花が満開になりライトアップされるのですが、今は秋。枝の間に間に葉っぱが残っている程度。
そんな土手でちょこまか動いていたのは、ネズミでした。
でっぷり太ったドブネズミではなく、体長10センチ程度の小さなハツカネズミか野ネズミ。
人間の手の届かないところで雑草の中を散歩している雰囲気でした。
隣で同じように電車を待っていた男性がスマホで撮影していたので、きっとFacebookかなんかにアップされてると思われます。
さて、ヨーロッパは先週の日曜日の30日に夏時間から冬時間に変わりました。
よって日本とフランスの時差は7時間から8時間になりました。
エネルギーの節約のために始まったこの時間の変更。この時期になるといつも、本当に有意義なのか?と議論が巻き起こります。
この1時間の違いで、高齢者や幼児は睡眠障害を起こしやすくなり、交通事故の発生率も上がるとか。
そんなことを言いながら、結局また5ヶ月が過ぎて3月にはまた夏時間になるのでした。
冬時間への切り替えは10月の最終日曜日の早朝(感覚的には土曜日の夜中)の2時から3時に行われます。
3時になると長い針が1時間逆戻りしてまた2時を指すと言う具合です。
そんな中、ミネラルウォーターで知られるヴィッテル(Vittel)が、奇妙なマラソン大会を開催しました。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 3で2016年10月30日に放送)(▸をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
Changement d'heure : une course dans Paris de 3h à... 3h du matin
「1分1秒も時間を使わずにスポーツができます!」というのがこの大会のスローガン。
何しろ、夏時間から冬時間に変わる夜中の2時から2時まで走るからです。
場所はパリのラ・ヴィレット公園(Parce de la Vilette)。
ここにあるラ・ジェオード(La Géode)(オムニマックスシアター)の周りを走ります。1周が大体2キロ。
約1,000人ほどが参加したそうです。結構多いですね。
「目標は4周くらいかな」と男性。
「8キロか6キロくらいかな。本当は10キロ走れたらいいんでしょうけど」と女性。
「夜中の2時に走るっていうのが面白いじゃないですか」と別の男性。
高齢の方もいらっしゃるみたいです。
仮装あり、DJありでお祭り騒ぎ。エネルギーの節約と言うより、エネルギーの発散でした。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、マラソンランナーを応援した。その中の一人がイケメンで、こちらに向かってニッコリ微笑んでくれた。でも、雨の中、濡れないようにビニール袋をかぶっていたせいで名前もゼッケンもわからない。そこで私は叫んだ。『行け〜!ゴミ袋くん』」
VDM (Vie de merde)より
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