卓球台

 昨日は、梅雨明けした地域は猛暑のようでしたが、梅雨の明けてない関東は、やけに涼しい、カラッとしたお天気の一日でした。

 

 さて、日曜日は恒例の週末旅ですが、先週はニースのテロ事件のため週末旅のコーナーがつぶれてしまい放送がありませんでした。残念!

 

 よって本日は別の話題を紹介します。

 

 間もなくリオ・オリンピックが始まりますが、そのオリンピックの種目の一つが卓球。

 

 意外なことにメイド・イン・フランスの卓球台がヨーロッパ市場に君臨しているとか。


Paris_BonneulLE.jpg



 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年7月22日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。 




 スポーツセンターで卓球を楽しむ小学生たち。公園では家族で楽しむ人たちもいます。

 

 さすがにフランスでは温泉宿で浴衣の袖をまくり上げて卓球に興じる、なんて人はいなさそうですが(笑)、子供から年配の大人まで楽しめるスポーツであることに変わりはありません。

 

 「下手な人も上手な人も一緒に楽しめるのが卓球です」と男性。

 

 男性の後ろでは卓球台をぐるぐる回りながら打ち合っていました。こんな楽しみ方もあるんですね。

 

 さて、この卓球台を作っているのがコルニヨー社(Cornilleau)のこの工場。

 

 戦後すぐの1946年の創業です。従業員は100人ほど。年間10万台の卓球台を製造しています。

 

 「90%が国内生産です。幾つかの部品だけ人件費の安い地域で作られています。そうせざるをえないんですよ」と責任者の方。

 

 なんでもかんでも低コストで製造できる地域へと工場を移転させるこの時代に、動かず母国にとどまり90%国内生産は立派です。

 

 そのカギを握るのが、やはり開発力。

 

 企画とテストを繰り返しながら品質にこだわった製品を作り出しています。

 

 たとえばこの野外用卓球台。普通なら5年が寿命ですが、コルニヨー社製ならその倍の10年は使えるそうです。

 

 この会社、卓球台の他にラケットも製造しているようです。

 

 「主な顧客はフランス国内ですが、イギリス、アメリカ、スイスなどにも輸出しています」と責任者。

 

 創業以来300万台の卓球台を製造してきたコルニヨー社、ひょっとして中国にも輸出していたりするのかもしれません。

 

 

 



 



 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、グーグルアースのうちの庭に青くて四角いものが写っている。近隣の人たちはプールだと思っているらしいが、あれは卓球台だ!」

 

VDM (Vie de merde)より

この記事へのコメント

Kaoru
2016年07月24日 15:07
リオでつかわれる卓球台は日本製。その三英さんはスイスにも支社があるらしいから、ヨーロッパでもつかわれているかも。。。
2016年07月25日 13:20
Kaoruさん
オリンピックは日本製でしたか。となるとぜひとも日本選手にはメダルをとっていただきたいですね。おそらく欧州でも日本製は使われているでしょうね。日本も開発にはがんぱってる感じがします。
2016年08月11日 17:00
意外なものが国内生産で頑張っているのですね!こうしたアナログ技術の塊のような製品の方が、デジタルと違って簡単にコピーされにくいのかもしれません。
2016年08月21日 15:32
opas10さん
これをコピーするのはなかなか難しいでしょうね。表面の凹凸とかデリケートな気がします。