反対デモ
ストライキでゴミの収集が止まっていたパリですが、金曜日の朝には収集が再開されたそうです。
とは言っても3分の1の清掃員はまだストライキを続けているので、パリの街角からゴミの山が消えるまでにはもう少し時間がかかりそうです。
そして、セーヌ川の遊覧船バトームーシュが約一週間ぶりに営業を再開したそうです。
休業中の損失は一日あたり150,000ユーロ(約3,800万円)にものぼるとか。
今は欧州選手権で観光客も大勢やってきているはず。なんとかこの損失を取り戻せると良いですね。
さて週末のフランスのニュース番組はその欧州選手権の話題でもちきりです。どこを見てもEURO 2016の文字が躍っています。
そんな中、やっとの思いでサッカーとは関係のないこんなニュースを見つけました。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 3で2016年6月11日に放送)(▸をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
モン=サン=ミッシェルにほど近い町グランヴィル(Granville)。
先週土曜日の朝、町役場の前には大勢の人が集まっています。その数700人ほど。
なにやらシュプレヒコールのようなものも聞こえてきます。
この方々、先月5月26日に町議会で採決されたある政策に反対して集まっていらっしゃいます。
「グランヴィル全体が反乱を起こしてるんです!」とデモ中の男性。
採択された政策によると、来月の7月11日から有料駐車場が2倍に増加されます。
有料駐車場が増えるとどんな不便があるんでしょう?
「そんなことしたら町には誰も寄り付かなくなりますよ。お店だってなくなります」と女性。
デモ隊の掲げるプラカードには「町長の駐車場にもパーキングメーターを!」と書かれてあります。
なるほど!どうやらこれまで無料で駐車できていた場所にメーターが設置され有料になるということらしい。
グランヴィルは来月から始まるツール・ド・フランスの3ステージ目の出発点になるようですが、今回の有料駐車場問題で影響が出るのを心配している人もいます。
「ツール・ド・フランスの期間中、商店を殺す気ですか?!サイクリストの邪魔はしなくても、町をツール・ド・フランスから遠ざけるつもりですか?!」
確かに、ツール・ド・フランスを追いかけて旅をする人たちにとって駐車場の問題は大きい。有料となってしまうとちょっと厳しいですね。
町長さんによると毎週日曜日は無料になるとか。でもそれだけでは納得できません。
「この問題はちょっと棚上げして、他に何か良い解決策はないか話し合うのが先だと思います」と男性。
今週月曜日の午後に、反対派と町が話し合いを行うことになっているそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、夫が、私が駐車違反をしないで済むいい方法を思いついた。私の車からワイパーを取り外してしまったのだ」
VDM (Vie de merde)より
この記事へのコメント
そうなんですよ、その理由が問題。村の収益を狙っているのかなと思っていたら、そうではないらしい。後でその理由がわかるんですよ。