テラスで頂く夏のご馳走 その3
夏の太陽の降り注ぐ屋外のテラスで食べるご馳走。
シリーズの第三回目は、プロヴァンス地方を訪ねます。
プロヴァンス料理に欠かせないのが、アイオリ・ソースです。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年6月24日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出て来ない場合はウィンドウの下の文字をクリック)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
南仏独特の入り組んだ海岸にはカランクと呼ばれる小さな入江があります。
そこを歩いている方がクリストフさん。
定期的にお客様を招いて料理の腕をふるっています。
本日も厨房で作業の真っ最中。
クリストフさんにとってアイオリ・ソースはなくてはならないソースだそうです。
そのソースでおいしく頂くためのご馳走といえば、野菜とお魚。
野菜は、じゃがいも、カリフラワー、ニンジン、いんげん等々。
そして、ニンニクはソースを作るのに使います。
「いいですか、アイオリ・ソースはニンニク入りのマヨネーズとはまった別ものですよ」とクリストフさん。
まず、野菜はブイヨンで茹でておきます。
野菜に添えるのが塩漬けのタラの干物。一晩、水につけて塩抜きしてから茹でます。
最後にアイオリ・ソースを作ります。
ニンニクの皮をむいて、乳鉢でつぶします。
ここに卵黄、塩、コショウを加え、オリーブ油を少しずつたらしながら混ぜ合わせます。
根気のいる作業です。
準備ができたところで、お客様の到着です。
プロヴァンスの光いっぱいの庭に用意されたテーブルに案内します。
並べられたお料理にはムール貝もあります。
「これはプロヴァンス地方の郷土料理です。仲間や親戚が集まってわいわいおしゃべりしながら食べる料理なんです」とクリストフさん。
「あるべきものが全部この一皿にのっています。野菜は歯ごたえがあってとても美味しいですよ」
まさに屋外でリラックスして食べられるお料理でした。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、親知らず抜いたばかり。優しい夫がスープを作ってくれるという。そして出てきたのは、生の野菜をミキサーにかけただけのスープ」
VDM (Vie de merde)より
この記事へのコメント
なんかぞっとするような野菜ジュースですよねえ〜。
青汁よりすごそう。