アルコール飲料の諸事情
日本では、条件付きですがアルコール飲料の広告は自由に出すことができます。
しかし、欧州では国によって禁止したり規制が設けられたりしています。
実際、どんな感じなのでしょうか?

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年6月8日に放送)
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まずはフランスのお隣の国スペイン。
スペインではフランスと同じようにワインをつくりますし、アルコール消費量もフランスとほぼ同じ。
しかし、広告の規制となるとより柔軟なようです。
工事中の建物の幕には大きなビールの広告。フランスでは禁止されているタイプ広告です。
フランスの場合、ブランド名やロゴマークなら大丈夫だそうです。そのもの自体をこんな風に出してはいけないということのようです。
それにしても美味しそうなビール
スペインではビールやワインの広告は自由ですが、よりアルコール度の高い飲料については「身体に危険だ」というような文言を付して広告しなければならないそうです。
フランスはアルコール度数に関係なく全てにこの文言を入れなくてはなりません。
そして、未成年者に販売することは禁止されています。スペインではどうでしょう?
「未成年者に販売すると3,000ユーロの罰金が課されます」
すごい額の罰金です。こうなると未成年者に売る危険は犯したくないですね。
フランスで、この手の違反で一番厳しい罰金額は7,500ユーロだったそうです。
因みに、ヨーロッパで一年間に一人が消費するアルコールの平均量は10.4リットル。
一番消費量が多いのはエストニア。他の国はご覧のとおりです。
イタリアが少ないのはちょっと意外でした。他の国に比べてだいぶ少ないですね。
さて、英国はアルコール飲料の広告はより自由です。
しかし、アルコール飲料に課せられる税金が、大陸の国々に比べてかなり高額。
フランスでウィスキー1本は約15ユーロで売られていますが、英国ならその2倍はするそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、パーティでお酒を飲んで皆ほろ酔い気分。向かいに座っていた男の子が私のことを気に入ってくれてデートしたいと言ってくれた。問題なのは、私はすでにその男の子の彼女だったということ」
VDM (Vie de merde)より
この記事へのコメント
日本でばんばんやってるビールのTV広告は、フランスでは完全にアウトです。確かにイタリアは、100のうち80が食べるかしゃべるかのような感じがします!