ブダペストの温泉
ハンガリーの首都ブダペストにはたくさんの温泉があるそうです。
その温泉を楽しみにやってくる人たちは毎年300万人以上にもなるとか。
なんだか温泉の都と言って過言ではなさそうです。
皆さま、いったいどのように楽しんでいらっしゃるのでしょう?

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年1月2日に放送)
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大きな温泉プール。なにやら歴史を感じさせる、アールヌーボー調のりっぱな建物の中にあります。
ここはドナウ川の岸辺に建つ温泉施設。建設されてから1世紀ほどとのことですから、やはり欧州で温泉ブームが起きた頃に建てられたようです。
アールヌーボー調と言っても、どことなくフランスとは異なる雰囲気。
男性が一人入っていた丸い小さなお風呂は冷たい水のお風呂。
どうやら温泉と交互に入ると血液の循環がよくなり、毒素が排出されて身体にいいらしい。
建物の内部の装飾がまた素晴らしいですね。
昔は右と左で男性用と女性用に分かれていたようです。
ブダペストには23の源泉があり、あちこちにこういった温泉施設が建設されています。
「こうして温泉に浸かっているとリラックスできます。それに、近くの人と普段はできないようなおしゃべりができていいですよ」と女性。
お湯の温度は日本に比べるとやや低めで40℃ほど。これなら長湯ができそうですね。
温泉プールは屋外にもあります。なかなか壮観な眺め。
温泉は38℃ほど。それほど高くないですね。外気の温度はかなり低いらしいので、お湯に浸かっていないとちょっと厳しいかもしれません。
「熱いのと冷たいのの両方があって、わりに心地いですよ」と男性。
チェス盤を持ち込んでゲームに興じている方々もいらっしゃいます。
ハンガリーではこうして500年も前から人々が温泉に親しんできました。
「ブダペストにはすでに15世紀頃には温泉施設がありました。オスマントルコの支配していた時代に文化となり日常のものとなったのです」と施設の方。
「私はここでよく友人と会っては政治の話をしたりして楽しんでますよ」と男性。
なんだかテルマエ・ロマエを彷彿とさせますね。
最後は近代的な温泉施設が登場しました。日本と同じで露天風呂。
やはり外の空気を吸いながらお風呂に入りたいと思うのはどこの国も同じのようです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、試着室で店員に、一つ上のサイズの水着と取り替えて欲しいと言うと、店員が薄ら笑いを浮かべながら言った。『少々楽観的すぎでしたかね』」
VDM (Vie de merde)より
この記事へのコメント
ブダベストで温泉に入られたんですね。うらやましい・・・。
この室内装飾には目を見張ります。素晴らしいですね。これだけ施設に手をかけるとは、温泉って、やっぱり特別な場所だったのかもしれません。