アメリカのもたらしたもの
日本列島はあっという間に梅雨入りしてしまいました。これからしばらくは傘が手放せません。
さて、相変わらずフランスのメディアはD-Dayの70周年で盛り上がっているようです。
式典の行われる場所近くのお城では、昼食会が開かれたそうです。
コの字に配置されたテーブルの上座には、オランド大統領、その両脇にエリザベス女王とエジンバラ公妃、その隣りにそれぞれオバマさんとプーチンさんが着席したそうです。
オランドさん、どうやらアメリカとロシアの仲をとり持つつもりらしい。
それにしても、プーチンさんという方はほんとにしたたかですね。これからどう国を動かして行くのか目が離せません。
それに比べてやや存在感にかけるオバマさん・・・。しかし、D-Dayのヒーローはなんといってもアメリカです。
今から思えば海から上陸なんてよくやる気になったなと思います。
この上陸作戦でフランスにやってきたアメリカ兵たち、様々なものをフランスに持ってきました。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 2で2014年6月6日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出て来ない場合はウィンドウの下の文字をクリック)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
まずはタバコ。
それまで噛みタバコが主流だったフランスに、ブロンド色の吸うタバコを持ち込みました。
そして、チョコバー。それまでチョコバーはフランスにはなかったそうです。子どもたちに大人気だったとか。
敗戦直後の日本の「ギブミーチョコレート」を思い出します。
他には、チューインガムにコカコーラ、そしてナイロンのストッキング。
戦車に乗ったアメリカ兵が皆に配ったそうです。
なんだか日本と同じですね。ただし、日本は敵国の連合軍。フランスは見方の連合軍。
しかも日本は降伏したわけですからねえ〜、決して同じではありません。
それはさておき、アメリカ兵がフランスにもたらしたものは物品だけではありません。
スウィングやビバップ・ジャズなどの音楽や映画など文化ももたらしました。
アメリカの俳優が人気を集め始めたのもこの頃だそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、僕はスターバックスで働いている。あるお客がやって来て言った。『あのアメリカのTVドラマで飲んでるやつを一杯頼むよ』」
VDM (Vie de merde)より
この記事へのコメント
戦後というと思いつくことの一つがジャズという音楽ですね。日本も同じだったようです。当時からアメリカという国は豊だったのでしょう。ノルマンディ上陸はやはり歴史の大きな節目と言えます。