増えすぎた鳩
フランス国王のお城アンボワーズ城や、レオナルド・ダ・ヴィンチが晩年を過ごしたクロ・リュッセがあるフランス中部の街アンボワーズ。
10年も前から鳩対策に取り組んでいるそうです。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2014年1月29日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合はウィンドウの下にある文字をクリック)
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お城があることで有名な街も、増えすぎた鳩に悩まされていることはあまり知られていません。
よ〜く見てみると、建物の屋根はこの有り様。
路地を歩いてみると、溜まった鳩の糞で足を取られそうになってしまいます。
「鳩の害はバカになりません。建物を傷めますし、汚してしまいます」と街の環境課の女性。
街の職員が時々こうして街を見て回ります。
今日訪ねたのはパン屋さん。どうやら屋根裏に鳩が巣を作っている模様。ちょっとした隙間を通って中に入り込んだのでしょう。
「とても困ってますよ。どうにもなりませんね」とパン屋さん。
早急に隙間を塞いで、鳩が二度と入り込めないようにしなくてはいけません。
屋根の上に長いピンを何本も立てて鳩が来ないようにしてある家もあります。
お城も同様です。金網を張って鳩の侵入を食い止めていますが、隙間から入って中に巣を作ってしまうこともあるそうです。
床には鳩の糞。なかなか完璧にとは行かないようです。
「完全にいなくするというのは無理ですから、できるだけ最小限の数にとどめ共存していくことが大事です」と管理の方。
鳩対策の一環として街の中に鳩小屋が設置されています。
「ここに鳩が巣を作るようにしておけば、他へ行かなくて済みますし、人間が個体数をコントロールすることができます」
そして、いちばん大事なのは、住人が鳩に餌をやらないこと。
鳩を増やさないためにはそれが一番大事だそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「毎日、バルコニーに集まる鳩どもとの戦いが続いている。今日、鳩を追い払おうと窓を思い切り叩いた。ガラスが割れただけで、鳩は一羽も動こうとしなかった。本日は1- 0で鳩の勝ち」
VDM (Vie de merde)より
この記事へのコメント
なんと言っても鳩は平和の使いですからねえ〜。むやみやたら除外するわけにはいかないんでしょう。とは言うものの、あの鳩の糞はかなりすごいです。ちょっとでもいいから減らしたいところです。