A350
エアバス社次世代中型ワイドボディ旅客機A350。
6月14日金曜日、トゥルーズの空港で初トライアル飛行が行われました。

まずは離陸の様子から。
これだけ大きな塊が飛び立つ瞬間はやはり感動的です。大勢の見物人が旗を振って見送っていました。
次は着陸の様子。
無事に着陸すると、やはりほっとしますね。
コックピットのあんなところに天窓があるんですね。
「大変満足してます。厳しい仕事が報われた瞬間でした」
無事トライアル飛行が終わった後、エアバス社代表のファブリス・ブレジエ氏はこう語ったそうです。
コックピットには二人のパイロットが乗込みました。一人は英国人、一人は仏人。
非常に快適な飛行だったとパイロットはインタビューに答えています。
A350-900は、航続距離15,000km(だいたいパリ=ジャカルタ間)、座席数は270〜350席。
このプロジェクトが始まったのは今から8年前のこと。ボーイング社の787ドリームライナーに対抗する旅客機として計画されました。
ドリームライナーより軽く、ガソリン消費量も少ない、よりテクノロジーを駆使した設計になっているそうです。
将来見込まれる旅客機6,000機のうち、半分のシェアをねらっているとか。
今年末か来年には一般運用となるんでしょうか?
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、間もなく飛行機で海外に行くことになり、慌てて実家に置いて来たパスポートを母に送ってもらった。包みを開けて見ると、なんと母のパスポートが入っていた 」
VDM (Vie de merde)より
この記事へのコメント
787を率先して導入した日本の航空会社もエアバス社のこのシリーズも検討しているようですね。あの不具合事件以来。
競争が開発の原動力みたいになっているのでしょうね。
あの頭の部分のこの機種だけのものなんじゃないですかね。他ではあまりみたことがないような。離陸と着陸時は乗っていても外から見ていても緊張感ありますね。うまく行ってよかったあ〜みたいになります。
航空機も新しいパソコンのシステムと同じで、安定した運用ができるようになるまでには時間がかかるようですね。しかし、航空機の方は人命がかかってますから鷹揚に構えている場合でもないかもしれません。
Air Busの幹部はだいぶこの機種に期待しているみたいです。今のところボーイング社が一歩リードしているようですが、そのうちAir Busがせまってくるんでしょうか?やはり競争が開発の原動力になっているようですね。