モン=サン=ミッシェルのミサ
アクセスの悪さが問題になっていたモン=サン=ミッシェル。
クリスマスには深夜のミサに出席しようと様々な国の信者の皆さんが集まったそうです。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 3で2012年12月26日に放送)
この日、あのシャトルバスは夜も運行を続けていました。
しかし、いつもは観光客で賑わうメイン通りはし〜んと静まり返っています。
通りを歩いているのは教会へ向かう信者の方々。
二人の若い女性は、7年前からベツレヘムの降誕教会へ行き、そこでもらってきた明かりを毎年モン=サン=ミッシェルまで届けているそうです。
「クリスマスはお店も閉まっていて、静かで本物のモン=サン=ミッシェルを味わうことができます」
外と打って変わって教会の中は人であふれていました。
女性二人が持ってきた明かりは、集まった信者にわけ与えられます。
賛美歌を歌うシスターの手にはトライアングル。
「クリスマスは、人々の心というものがどれだけ素晴らしいかを分からせてくれます。宗教との関わり方は人それぞれでしょうが、こうやって世界中の人々が集まって、キリスト降誕の感動を分かち合うことができるのは素晴らしいこです」と司祭さま。
修道院らしいシンプルな飾り付けが、教会の美しさを引き立てていました。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、ミサに出席した。私が聖体のパンを持って来ようとしたその時、妹が立ち上がり叫んだ。『あのちょっと!ひとかけちょうだい。お腹空いてぺこぺこよ』」
VDM (Vie de merde)より
この記事へのコメント
離れ小島はいろんな用途に使われたみたいですね。あそこは足を運ぶだけの価値がありますね。行ってみてそう思いました。一番上の教会までは歩くのが大変ですが、やはりそこまで行ってこそモンサンミシェルの良さがよく分かります。
いつもご訪問いただきありがとうございます。このところ少々ネタ切れ気味。なんとか面白そうなものを見つけ出して続けています。
来年もyuzuhaneさんらしいお写真を拝見するのを楽しみにしています。良いお年をお迎えくださいね。
あのバス、もう少し歩かなくていいように停留所の位置を変えるらしいですよ。ゴシックの教会はいかにも寒そうなのですが、どういうわけかこれが案外暖かかったりするんですよ。何本もあるロウソクの炎のせいかも。