アイスワイン
昨日紹介した12という名の村。
そのお祭りはこんな風でした。→こちら
お祭りは12時12分のカウントダウンで始まりました。すごい盛り上がり。
警備に憲兵隊まで出動してました。出動したのは12人ではなく16人だったそうです。
12月12日生まれの方もいらっしゃいました。
村の人たちが集まっていた、柱と屋根出て来たアル(Hall)と呼ばれる建物は古いものらしいです。なかなか美しい建物でした。
さて、気がつけば12月ももう半ば。
フランスは寒波に見舞われ各地で雪が降っています。
そんな中、ブドウの収穫が始まった地域があります。こんな時期にブドウの収穫???
この時期のブドウは “アイスワイン”と呼ばれる甘いワインになります。
アイスワインはドイツ産やカナダ産のものがよく知られていますが、フランスのアルザス地方でも作られています。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 3で2012年12月13日に放送)
冬の早朝。ブドウの収穫が始まりました。
ブドウは凍り付いています。とけないうちに収穫してしまわなければなりません。
「水分だけが凍るので果実が圧縮された感じになり糖度が増すのです」と関係者の方。
ブドウ畑の広がるボレンベルグの丘にやっと朝日がさし始めました。
雪が積もっています。ここはワイン農家ドメーヌ・デュ・ボレンベルグ(Domaine du Bollenberg)のブドウ園。
「アイスワインを作るのは今回が初めてです。気温が氷点下なので理想的です」とドメーヌの方。
収穫の手伝いにやってきたのはブドウの栽培とワイン学を学ぶ学生さんたち。
「ちょっと寒過ぎますね」と取材班。
「そうでもないですよ。凍ってる方が掴みやすいですからね。寒さはあまり感じません」と学生さん。
収穫されたブドウの糖度はどうやら合格のようです。
これらのブドウは搾汁され樽の中で熟成され、瓶に詰められるのは来年の3月頃だそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、治療中に歯医者が言った。『最近甘い物を食べ過ぎですね』そこで私は言った。『え?虫歯、増えてます?』すると歯医者が真面目な顔で言った。『いや、増えたのは虫歯じゃなくあなたの目方』」
VDM (Vie de merde)より
この記事へのコメント
ボトルが細いので持ち帰りに便利、と以前愚息からお土産にもらいました。
凝縮された甘みが濃厚でトロッとした感じが下戸の私でも楽しめました。
あともう少し、禁酒期間です。(夫は付き合いで飲んでいるようですが)
どうも遠くからやって来た人もいたようですよ。大変な賑わい様でした。誕生日の歌は、日本はそのままですが、フランスは自国語で歌ってましたね。
凍ったブドウを素手で収穫していたのは学生さんです。本人は平気だって言ってましたけど、たくさん収穫しているうちに指先が凍えてしまいそうです。
細めのボトルなんですね。昔、ちょっとだけドイツのアイスワインを飲んだことがありますが、確かにトロッとした感じでした。
禁酒期間なのですね。もう少しということは、クリスマスと新年は心置きなくになりそうですね。
はい、ブドウは凍ったままだそうです。収穫時の気温は氷点下7℃以下でないといけないらしいですよ。昔、誰かが凍ったブドウを偶然食べたら甘かった。これでワインを作ったらどうなるだろう?なんてことになって、始まったのかもしれません。