小さくも大きな愛の物語
日増しに暑さが増して行く今日この頃。猛暑の予感が頭をかすめます。
さて、本日は、下記地図をご覧下さい。
そして、赤いピンにむかってどんどんズームインしてみて下さい。何かが見えてくるはず。
見えて来たのは、ハート。
これにはこんな愛の物語があったのでした。
イギリスは南グロスタシャーのウィックウォー(Wickwar)で農業を営むウィンストンさん(70才)。
17年前の1995年、妻ジャネットさんが心不全に襲われ、突然亡くなってしてしまいます。
二人は1962年に結婚し、33年間連れ添ってきました。
ウィンストンさんは、妻の死を惜しんで、空いていた土地に、ハート型の土地だけ残してオークを植えることを思いつきます。
「ぱっとひらめいたんですよ。これはちょっと良いアイデアだと思いましたね」とウィンストンさん。
それから近所の知り合いにも手伝ってもらって、2.5ヘクタールの土地に、一週間かけて何本ものオークの苗木を植えたそうです。
やがて月日が流れ、オークが成長するにつれ、ハートがどんどん形になってきました。
近くの丘に上がって眺めるとそれがよく分かったそうです。
この土地は私有地で、関係者以外は中に入れません。
近くを通ってもハートの形の土地は見えないので、知る人はあまり多くはありません。
オークの苗木が植えられてから17年後のある日、ビジネスマンのアンディさんが、自分の気球で空の散歩を楽しんでいると、眼下に見える広大な土地に、愛のシンボルマークがあるのを発見します。
「見つけたときは驚きました。今まで何回も気球に乗っていますが、これまでで一番素晴らしい眺めでしたよ」とアンディーさん。
ハートのしっぽは、ジャネットさんが育った家の方を向いています。
そして、ハートの中には水仙が植えられているそうです。
春になるとそれはそれは素晴らしい眺めだそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、親戚のうちの何人かが、時間の都合で私の結婚式で出られないと言う。しかし、次回は必ず出席したいと言ったそうだ」
VDM (Vie de merde)より
この記事へのコメント
素敵な話ですね。
真上からは見られなかったでしょうから、そうかもしれませんね。でも、しっぽが奥さんの実家に向いているというのが、なかなか良いですね。
敷地が2.5ヘクタールですからかなり広いです。皆さん、がんばったんですよねえ。それに、これまであまり人に知られていなかったというのがまだ良いですね。
愛がこもってる感じがしますね。オークが数千本ほど植わっているらしいです。本編の記事をなるべく壊さないような「つぶやき」を探し出すのに苦労致しました ^^;