料理の林間学校
ローカル線の旅で登場した、ジュラ県を縦断する「つばめライン」。このラインの途中に林間学校が集中している小さな村がありました。
この村から30キロほど西にあるロン=ル=ソニエ(Lons-le-Saunier)に、夏の間、子供たちに料理を教える林間学校があります。
今日のメイン料理は、フレッシュチーズとドライトマトの鶏肉巻き。
一流の料理人と同じで、まずは市場へ。より良い食材を手に入れるためには、まずは味見から。
しかし、予算は限られています。その中で、できるだけ良い食材を選ばなくてはなりません。下記写真をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2011年7月22日放送)
グルメの国だけあって、シェフ帽をかぶった子供たちは真剣そのもの。厨房では有名なシェフが作り方を伝授してくれます。
子供たちは、前菜とメインを作るグループと、デザートを作るグループに分かれて作業を行います。
プチトマトのつめものは前菜用?
レストランの料理人ならお客を待たせるわけには行きません。おいしい料理を手早く仕上げます。
そして、ナフキンの折り方など、プロのテーブルセッティングや料理の出し方も学びます。
美味しそうな一品ができあがってました。
テーブルのボトルは水?ワインは大人になってからですね。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、林間学校で、子供たちを連れてハイキングに行くことになった。私はいつものように言った。『ハイキングは身体が丈夫になるし……』すると間髪を入れずに子供たちが声を揃えて行った。『パソコンじゃ味わえない経験だ!』」
VDM (Vie de merde)より
この記事へのコメント
林間学校で料理教室を開催しているassociation vitacolo のホームページを見ました。フランス語だけなのでよくわかりませんが、料理以外にもいろいろな授業があるようですね。
なかなか真剣な眼差しです。
食材選びから調理まで…そうやって初めて食べ物の大切さが分かり、
味わう心も育つのかなと思います。
そしてなによりもプロの調理人さんが関わるのがいいですね。
子供たちの喜びそうな企画をいろいろ用意しているみたいです。中にはオリッピンクのオーガナイズなど体験学習をさせるのもありますね。
実はこの番組も夏の林間学校シリーズの一つなんです。他には、科学、音楽(歌手になる)、科学捜査などなど。
子供たちが真剣なのが印象的ですね。料理人をめざしている子供もいるみたいです。どうも、市場では女の子主導の感じがしますね。皆でわいわい言いながら作るのは、家でお母さんの手伝いをするのとは違って楽しいでしょうね。
市場に行くのにもシェフ帽をかぶってるところがいいですね。お店の人も親切にいろいろ説明してました。近頃の日本のスーパーの堕落ぶりにはあきれます。利益優先へとひた走りですね。