冬のコルシカ島 その3 〜 小さな渓谷を行く移動販売車 〜
シリーズの三回目は、移動販売の車と一緒に、小さな渓谷にある二つの村を訪ねます。
下記地図の緑の印のある地域です。
車は、最初に訪ねるアスコ村まで、渓谷に沿うように続く道を走ります。この道が開通したのは1968年。牛が道を横切ることも珍しくありません。
モルティファオで食料品店を営むダニエルさんは、この渓谷沿いの村を車で回っています。いくつか停車ポイントがありますが、お客さんは一人や二人のところがほとんど。最大の停車ポイントがアスコ村。本日のお客さんの数は5人。皆ご高齢の方々ばかりです。
マリー=フランソワズさんが83才。バティスチヌさんが92才。杖をつきながら車の横を通り過ぎるのはちょっと難儀ですが、他は問題ありません。歯も丈夫だそうです。
ダニエルさんはガスボンベの取り替えもします。どのお客さんも長年の付き合いで家族のようなもの。下記写真をクリックして映像をご覧下さい。
こうして最後のお客さんが買い物をすませたところで、お店のあるモルティファオへと向かいます。
モルティファオの日が暮れ始めた頃、村のバーでは仲間が集まってカードゲーム。毎日こんな感じだそうです。皆さんどんなお仕事されてるんでしょう?
ダニエルさんはまだまだ仕事中。食料品店では、なんとギターとマンドリン片手にライブ。毎日やるそうです。
尚、アスコ村ではこんな雄大な風景を楽しむことができるそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、私はコルシカ島のあるホテルで受付をしていますが、一人のフランス人観光客がこちらにやってきて、こう言ったんです。『ユーロは使えますか?』」
VDM (Vie de merde)より
この記事へのコメント
小さな島なのにとても変化に富んでいますね。
画像、やはり不調です><; 残念!
念のため、うちにあるPC(Windows)で映像を見てみましたが大丈夫のようです。Adobe Flash Player(最新版は10.2)がインストールされていれば良いようなんですが......。Macの場合も同様です。
この辺りは日本で言う「離村」に近いのかなと思いますが、夏、バカンス客でにぎわうのかもしれません。
離村なのにあまり暗いところがないですね。
自然の中でのんびりと暮らしてるみたいです。
この石橋から飛び込んでみたいです。(高いのかな?)
昔、”Pont du Gard” の下で子供達が泳いでいたので、思わず一緒に泳いでしまいまいした。
中央は山ばかりで、かなり険しい地形のようです。
ジェノバ式の石橋はあちこちにあって、高さもまちまちです。そして、文化財に指定されているそうです。この石橋、写真から判断するとビルの3階か4階くらいの高さがあるように見えますが、どうでしょうね。Pont du Gardの方がずっと高そうですね。
けっこう深い山と谷があったりして、牛が横切る山道とか、海だけじゃない自然がいっぱいなんですね。コルシカ島について何も知りませんでしたが、いいところですね。
雪も降るらしいですよ。スキー場もあるみたいです。
私もコルシカ島についてのイメージが変わりました。険しい山々の谷を川が流れていて、その山の斜面に小さな集落がぽつぽつある内陸部の風景のようです。
ずっと島でというのは少数派でしょうね。若い人は仕事を求めて、又は高等教育を受けるためにどうしても島を出る人の方が多いのかもしれません。
豊かな自然は島の財産ですね。このおかげで夏はあちこちから観光客がやって来るようです。