あなたはどっち? その1 〜お茶 vs コーヒー〜

 これだけ暑い日が続けば、きっと近いうちに涼しくなるはずなどと、あまり論理的じゃない期待もむなしく、猛暑はまだまだ続くようです。


 今日、フィガロ紙のサイトをのぞくと、こんな記事が載っていました。


 タイトルは「白昼の決闘」(原題“Duel in the Sun” 仏版“Duel au Soleil”)。古い西部劇を借用したタイトルですが、内容は、たとえば水着だったら「ビキニ vs ワンピース あなたはどっち?」というような読者アンケートをネット上で実施し、その結果を踏まえて解説したもの。“決闘”はすでに29回実施され、現在30回目の決闘が行われている最中。


 その中に「お茶 vs コーヒー あなたはどちら派?」というのがありました。

 結果は、お茶40%、コーヒー60%で、コーヒーの勝ち。

 そして、執筆者によると、お茶とコーヒーにはこんなイメージがあるというのです。

teacafe.jpg

 アンジェリーナはパリにあるサロン・ド・テ、ロワ・デュ・カフェは同じくパリにあるカフェ。

ジョニー・アリデーはフランスのロック界の大御所。

ベルトリッチの「シェルタリング・スカイ」の仏版タイトルは「サハラ砂漠で一杯のお茶(Un thé au Sahara)」

 

 ナポレオン一世はコーヒー党で、重大な局面になると、常時、コーヒーポットを7つも火にかけて、いつでもコーヒーが飲めるようにしていたそうです。3時間しか寝なくてすんだのはコーヒーのせい???


 因に、ビキニ vs ワンピースは、67%:33%で、ビキニの勝ちでした。


******** フランス人のつぶやき *******

「今日、私のボーイフレンドが蚊の死骸を窓に並べ始めた。こうしておけば、他の蚊恐れをなして入ってこないだろうと言うの


VDM (Vie de merde)より

この記事へのコメント

2010年08月15日 07:32
アンケートには国民性が如実に現れるのでしょうか。
納得の結果ですね。ビキニとするあたりも。
初めてパリへ行ったとき、Theってなんで”ザ”って看板が
多いのだろう…と思ったものでした(苦笑••;)
2010年08月15日 11:35
これ、イギリスでやったらお茶の勝ちかもしれませんよね。
水着の方はどっちでしょう。
サロン・ド・テはあちこちにありますね。
カフェとはまたちょっと違った雰囲気です。
2010年08月15日 12:02
イメージを比べると、コーヒーの方は何やらフランス人から見た「がさつなアメリカ」みたいなイメージになっているところが面白いですね。ちなみに私は「がさつなアメリカ派」です、アルコールの好みはお茶派ですが(笑)。
2010年08月15日 12:49
opas10さん
記事を詳しく読むと、お茶派はちょっとお上品で健康志向が強く、コーヒー派はその逆みたいなイメージです。考えてみると、タバコをくゆらしながら紅茶はちょっと違う感じ。やっぱりコーヒーですよね。
2010年08月15日 15:59
carotteさん、こんにちは。
「紅茶 or コーヒー」という二択の質問には困ってしまいます。紅茶、コーヒーはどちらも好きだからです(場面で飲み分けています)。
ところで、ガレット/クレープ、シードルを取り上げている本は(私が知る限り)、次の通りです。
①「フランス料理を料理する」(湯浅赳男)*ほんの少しだけ記載があります*
②「北仏ブルターニュの四季物語」(石澤李里)
③「フランスケルト紀行」(武部好伸)
なお、株式会社ル ブルターニュのホームページにもガレットとクレープ、シードルの説明が載っています。
2010年08月15日 16:58
Cool!!で、渋い記事ですねぇ。
「シェルタリングスカ」イの仏題には脱帽です(*_*)
2010年08月15日 17:36
wattanaさん、こんにちは。
ありがとうございます。教えていただいた本やサイト調べてみます。シードルはスペインから入って来たようですし、クレープはフランスだし、どこでつながったのかなあなんて疑問になってきました。
紅茶かコーヒーかの選択は難しいですね。私も両方飲んでます。コーヒーばかりの飲んでると紅茶や日本茶が飲みたくなったり、お茶ばかり飲んでるとコーヒーが飲みたくなったり....。両方ないとダメですね。
2010年08月15日 17:44
Connyさん
他にも、飛行機に乗るときは窓際か通路側か、ゲームなら数独かクロスワードか、バカンスは7月に取るか8月に取るか等々あるんですが、その中でわりに面白くて分かりやすいのを選んでみました。^o^V
2010年08月16日 10:01
carotteさん、おはようございます。
雑誌「フランスの旅(特別編集号)」(2010年6月30日発行)が、ノルマンディーを特集していて、シードル、カルヴァドスなどが紹介されています(買ったままで未だ見ていなかったのですが、今朝から見ています)。
また、「フランス「ケルト」紀行」の著者である武部好伸さんが書いた「ウィスキーはアイリッシュ」という本の‘ブルターニュ’の項にもシードルの記載があります。

交通手段が発達していない時代に、どのように食べ物が伝播したのか、とても興味深いですね。
2010年08月16日 10:31
wattanaさん、おはようございます。
情報ありがとうございます。
シードルがフランスに入って来たのが6世紀頃らしいのですが、そもそもクレープはいつ頃生まれたんでしょうね?疑問が次から次へと湧いて来て、このテーマ、ひょっとしたらかなり遠大なテーマかも。それとも調べてみるとわりにさらっと答えが出てくるものでしょうか?
とにかく調べてみます。

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