牧草を求めて出発!
オブラックのお祭り
Transhumance
(牧草を求めて高地に移動すること)

ベル・イルの要塞でフーケが登場したので、今回はフーケのお城を紹介しようと思ったのですが、急きょ、こちらにしました。
ラギオール・ナイフ発祥の地オブラック地方のお祭りです。
(ラギオール・ナイフの起源→こちら)
冬の間、山のふもとの小屋ですごしていた牛たちが、牧草を求めて高地に出発するお祝いの日です。今年は5月22日と23日に開催されました。
牛飼いは、牛の頭に花やヒイラギを飾り付け(喪中の家族は黒い花を飾るそうです)、これからの山登りに備えて、朝からチーズのスープ(soupe au fromage)を食べる、これが伝統なのだそうです。
その時の映像は下記をクリック!(3分30秒ほど)
http://videos.tf1.fr/jt-13h/a-la-decouverte-de-l-aubrac-5861056.html
なんだか牛が嫌がっているのに無理やり花を飾ってるような……。
「いざ出陣!」という感じで、牛も人間も興奮気味。牛の頭に乗っているのが兜ではなく、カラフルな花というのがゆかいですね。いったいどういう経緯でこうなったんでしょう???
因に、この日、人間たちが食べるチーズのスープの中身は、チーズ、古くて固くなったパン、タマネギ、にんにく、鶏のスープ。地域によっては、ここにキャベツやネギ、にんじんを入れたりするようです。
この記事へのコメント
フランス大好き(なのに行ったことがありませんが・・)なのでなんだか旅行してるみたいで楽しいです。
さすがよくご存知ですね。私の方は牛の種類までよく分からないのですが.....(^^; でも、見ていてほんとに美しいですよね。
ラギオールのソムリエナイフはデザインがいいですね。その起源を調べて行くと、この山岳地帯の牛飼いの仕事にたどり着くようですよ。
>vivantさん
ご訪問とnice!ありがとうございます。
ほんとにそこにいるみたいな気分になりますよね。
TF1というテレビ局の午後1時(日本時間午後8時)からの報道番組の一部です。毎日タイムリーな映像をコンパクトにまとめて見せてくれるので自分でも楽しみつつ、ここに紹介させてもらっています。
よろしかったらどうぞまたお出で下さい。
スープ美味しそう!
ほのぼのとした気分になります。また、おじさんたちの強い訛のあるフランス語が素朴で憎めない感じなんですよねえ。そして牧草を食べる牛の姿を見るとなぜだかほっとします。